「感性商品構造」について考察したいと思います。
上記のイラストをご覧ください。
既存のマーケティングでは商品構造にについて説明できるものはありません。
感性マーケティングの立場から「感性商品構造」をご説明したいと思います。
このイラストはお客様(パートナー)へ届ける「車」をイメージしています。
台に乗っている円の中心部から外枠へと説明します。
ハート部分 FUNCTION(機能)
これはブランドや人格のコンセプトです。つまりお客様へ伝えたいことを明確に表すものです。ここがボケていると魅力が薄い商品となります。はっきりした哲学が必要です。例えばdysonの掃除機であれば「吸引力が永遠に落ちる事が無い掃除機」となります。
TECHNIQUE(技術)
FUNCTION(機能)させるための技術です。全ての技術は伝えたいことを可能にするためのものでなくてはいけません。技術は機能に従います。ここで技術から入ると複雑なボタンが一杯のTVのリモコンになってしまいます。技術は機能に従わなくてはいけません。
DESIGN(デザイン)
商品のデザインを指します。デザインは機能に従います。デザインが先にあるのではなく機能・技術がデザインを創っていきます。BMWの後部座席が狭いのは「駆け抜ける喜び」を伝える為にエンジンをFFにしたからです。機能に技術が従い、技術にデザインが従います。
PRESS PROMOTION
最も外枠にあるものです。ここが唯一のお客様から直接見える部分となります。お客様から見える1ST IMPRESSIONはここなのです。この善し悪しが「第1印象」を決定付けてしまいます。正しく伝われば市場への浸透度は早いのですが、間違ったイメージを伝えると浸透度が遅くなったり、受け入れてもらえなかったりします。そしてPRESS PROMOTIONも機能に従います。
CUSTOMER(パートナー)
この5重構造の商品を好きになっていただきたいお客様です。車の土台として表現しています。誰に好きになっていただきたいのかイメージすることが必要です。しかし感性マーケティングはロジカルなセグメントは危険だと認識しています。感性マーケティングにおけるセグメントの基準は「感性」です。
CHANNEL(販路)
この商品を売る為の「販路」です。販路もまた機能に従わなくてはいけません。
PRICE(価格)
商品価格は適正な「利益」を確保しなければいけませんが、従来の下からの積み上げで価格を決めるのはナンセンスです。価格もまた機能に従わなくてはなりません。中心となる機能FUNCTIONの完成度の高さが「価格」を決定します。
この車の機能の部分から「感性」が生まれています。この感性がお客様の感性と同期化したときにこの商品は「魅力ある商品」として市場で確立されていきます。
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