カップヌードルのアイデアはどこで生まれたのでしょう?

それはアメリカの片田舎での観察でした。

 

ジーンズにTシャツの青年が紙コップにチキンラーメンを半分に割って入れてお湯を入そそいでフォークで食べている風景」これが触媒となってアイデアがひらめいたのです。

 

POINT   「未知との遭遇」

日本では「ラーメンはどんぶりとお箸」という常識観念でしたから、誰もチキンラーメンを半分に折って紙コップにいれてお湯をかけフォークで食べる人はいなかったでしょう。ここには4つの価値軸の変化があります。

 

  どんぶり⇒コップ

  お箸⇒フォーク

  麺⇒半分に割る

  室内⇒屋外

 

日本からきたラーメンをこの青年は自国の習慣のなかに取り入れた。それが日本市場においては斬新で面白く感じて「カップヌードル」の形が完成し世界に広がっていったのです。青年のジーンズにTシャツという姿もカジュアル感がひらめきの手助けをしたでしょうね。もし日本だけで考えていたらカップヌードルは生まれなかったでしょう。日本人はアメリカの青年のような習慣はありませんから。

「固定概念や常識の枠から離れる事」これが大きなポイントです。

発明家エジソンもいつも車で旅行していました。

そう「未知との遭遇」に出会うために。

*アイデアは移動距離に比例する

 

POINT   MYひらめきの鍋」

あなたは「MYひらめき鍋」をもっていますか?この鍋に入れる「具材」や「香辛料」や「火加減」で新しいアイデアが閃くのです。その「具材」や「香辛料」や「火加減」を調整するのはあなたの「感性」です。

 

  MYひらめき鍋」の中に「発見したい物事のイメージ」をもって下さい。

イメージのパワーはとても強く脳内に目標を設定してくれます。

  そして基本具材として「情熱」「経験」「知識」を入れて下さい。

  イメージから発するところの「探求心」「好奇心」「観察力」「洞察力」を常に持って下さい。

これは日常の心構えです。ここで重要なのが「受動的感性力」です。

 

  「ひらめき」への触媒となる食材や調味料は「価値基準」が異なる場所に隠れています。「異文化」「異業種」「異国」など「遠い場所」で探してみて下さい。必ず「MYひらめき鍋」が沸騰して新しい価値がひらめきます。