「Fanta フルフルシェイカーズ」
〜消えた炭酸ゼリー飲料〜
ファンタフルフルシェイカーズを覚えているだろうか?
2008年に販売されてヒットの目安が年間70億円なのに、半年で165億円を売りあげたこの奇跡の炭酸飲料を!そして2年後には市場から消えたのである。
ところが現在、僕のWEBのアクセスを解析すると「消えたフルフルシェイカーズ」「消えたシェイカーズ」等のキーワードが昨年末あたりから急速に増えている。
ファンタフルフルシェイカーズは「振ってはいけない飲み物を振らなければ飲めない飲み物」に変えてしまったところが凄いのである。
しかもゼリーが中に入っているから「小腹がすいたらファンタフルフルフル」になったし、その「振る」行為が友人同士で見ればコミュニケーションが出来て面白い。そんな魅力的な「予定調和」を壊
した大ヒット商品であった。しかし変なのである。その2年後には
市場から消えてしまった。なぜだろう?コカコーラボトラーズのお客様相談室に問い合わせしても「販売計画が終了しました」と素っ気ない返答だったのである。しかしである。あれほどのヒット商品をコーラで転換出来たはずである。コーラがやらなければペプシがでもやれたはずである。しかし開発販売されていないのはなぜなのだろう?コーヒーの炭酸飲料よりもずっと美味しくて楽しい飲み物
なのになぜコンペチター飲料も含めて開発販売されないのだろう?
やはり不思議だ。確実にコーヒー炭酸よりも売れるはずだ。
WEBで「炭酸 ゼリー」を検索すると「楽しい炭酸コーラゼリーの作り方」のようなサイトまで存在しているのに・・・・。
不思議で仕方ない。
技術上の問題が解決していないのだろうか?振りすぎると破裂してしまうとか?しかしそんな事件はニュースにもなっていない。
缶からペットボトルになったからだろうか?しかしビールは「缶」で販売されている。スケルトンのペットボトルで炭酸ゼリー飲料水を企画すると、ゴミがスケルトンで見えるダイソンのように中のゼリーが壊れる様子がスケルトンで見えて余計面白いのではないかと思ったりする。
あらたな定番商品として「ゼリー状のミネラルォウオーター炭酸水」
を出してはどうだろう。ダイエットにもなりそうだし「小腹」が空いたときに「ミネラルウオーター」のゼリーなんて面白い。
グラスワインに入れると新しい飲み物になりそうだ。
「スパークリングゼリーワイン」とか、女性受けしてヒットしそう
な予感がする。
(参考)http://connect-de-r1.jimdo.com/イノベーション事例分析/fanta-フルフルシェイカーはどこに行ってしまったのか/
「売れる」事がブランドとは思わない。
「慕われる」事がブランド。
棚田豊
アルプスサーモン(普通のサーモンの3倍)を開発
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