「宝飾業界では18金以上でないと商品価値がなく市場性がないので開発しても無駄である」ところが他の業種から来た人がこのタブー視されている価値感を不思議に思い自分の 足で歩いて調査しました。
調査結果は、海外は新企画はもとより古いアンティック商品も見てみると10Kの商品がた くさん実在するので古くからその需要がある。またオーストラリアでは「金無垢時計」と は18金ではなく10金が殆どで流通している。
ところが日本では18金以上の商品でなければ商品にならないという「業界のタブー」が あったのです。業界外から来た方がこの「業界のタブーの間違い」に気がつきました。
「10金でも必ず売れるはずだ、日本だけが市場がないとは思えない。タブーを破ってしま え」そしてその商品は製品化され市場を席巻して大ヒットしたのです。
半年後には他社も 参入して「10金」の市場が出来てしまいました。
業界自体が「固定観念や常識の枠」にとらわれて「間違った価値」をタブーとして守って いたのです。なんてもったいない事でしょうか?
このケースは新しい技術が必要なINNOVATIONでも何でもありません。
タブーに疑問を持つ「好奇心」と市場をみる「観察力」と製品化する「勇気」がポイント です。
我々は「渡される情報」をそのまま信じやすい傾向にあります。しかし真実は違う場合が 多いのです。
ガリレオガリレイが「天動説」を発表して世の中が認めたのは200年後です。
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