ライオンとカバの戦いに学ぶ

 

参考)National Geographic News July 11, 2012

 

ナショナルジオグラフィックのこの見出しに感性のアンテナが引っ掛かりました。

 

テーマだけでも「非日常的」で面白く見て知りたいという衝動が心に走ります。

 

(情報)

 

ライオンがカバを襲う事は「4000分の1」の確率で殆どあり得ないと云う事が起きた。

 

「オス」ライオン2頭のチームプレイでおぼれさせて仕留めた。

 

そもそもライオンは大きな動物には自分の怪我を恐れるので手を出さない。

 

18頭のライオンがチームプレイで大人のキリンを倒した事例がある。

 

雌ライオンが倒すのは小中動物で、大きな獲物は雄ライオンの仕事である。

 

この記事から脳にインプット出来る事を書き出してみました。

 

l非日常的な意外性のあるタイトル(ライオンvsカバ)は好奇心を躍動させる。

 

l意外性の組み合わせのストリーはドキドキさせる。

 

⇒このタイトルは心に「フック」を掛けます。フックとは心に引っかかると云う事です。当たり前のタイトルは記憶に残らずに忘れ去られていきますが、フックがかかれば探究心が湧きます。

 

マーケティングで最も重要な要素の一つはこの「フック」です。

 

「友達以上恋人未満」はこのフックが弱いのです。

 

あなたの企画やアイデアのフックを検証して下さい。

 

l4000分の1の発生率に注目します。

 

⇒絶対にあり得ないことなんてないのです。発生率が少なければ少ないほど希少な出来事であり注目されフックがかかりやすくなります。ここには「ビジネスチャンス」が潜んでいます。マーケットの「際」を探求する事はINNOVATIONのアプローチです。

 

l噛み殺したのではなくて大きな相手を「窒息死」させた事に注目します。

 

⇒「なんてエレガントな殺傷でしょう!」とフランス人は言いそうです(笑)

 

知的な狩人の一面も持っていたのですね。だから「百獣の王」なのでしょうか?

 

「型」を作らないヒクソングレイシーのような柔軟な戦略と同質です。

 

(参考)

 

http://connect-de-r1.jimdo.com/ヒクソングレイシーの卵/

 

lライオンは雌だけが狩りをすると思っていたが雄ライオンの狩りの獲物は大きい。

 

⇒思いこみの罠に入ってました。雄も働くのですですね。この罠は日常的に我々を陥れています。いつも注意していないといつの間にかこの罠にはまってしまいます。

 

l動物がグループで行動すれば大きな相乗効果が期待できる。

 

⇒チームプレイを組織で活かすという事ですね。組織のセクショナリズムなどはなくて「フレキシブル組織」だと推測します。なにせ「野生の感性」が彼らを本能的にチームで動かせるのですから。そこには記憶や計算の「ロジカル思考」はあり得ません。「野生の感性」が彼らの狩りの戦略を変えていくのです。

 

変化を続ける市場に対し生き残るために彼らが取った戦略は「野生の感性」です。

 

どうでしょうか?

 

プロジェクトの思考エンジンを「野生の感性」にしてみては?

 

ワイルドだぜー(笑)

 

非日常的なニュースで一杯のナショナルジオグラフィックをお勧めします。

 

http://www.nationalgeographic.co.jp/