恋愛とマーケティングの深い関係について話したいと思います。
マーケティングの最終的な目的は、サプライヤーとレシーバーの感性の「同期化」です。ビジネスで言えば企業とお客様の感性の「同期化」をいいこれは、企業とお客様が同じ価値観を持つことが出来て企業に対するファン化が起こっているケースを指します。恋愛は個人と個人の感性の「同期化」が起き、同じ価値観を持ってお互いが互いにファン化を起こしている状態を言います。
この写真のようなお互いが「同期化」している関係になればいいですね。それにしても、この写真は物語を感じさせますね。別れ際に無言で抱き合う二人の残された時間は、電車が止まるまでのわずかな時を惜しんでいるようではありませんか?女性のうつむき加減の表情と男性の遠くを見る視線と男性が柔らかく女性の肩に手をかけているところに二人の深い思いを感じます。両サイドの知らない人が半分だけ風景のように映っていますが、このバランスも絶妙な合間を演出していて、男女の二人に集中する効果を生み出しています。
このようにこの写真について僕はイメージしてみました。このイメージを共感できる人は僕の感性と「同期化」を起こした人です。このイメージを共感できなかった人は「同期化」出来なかったからです。この場合の感性は「受動感性」といいます。受動感性には2種類あり「自然の風景」から受けるもの「人A間の風景」から受けるものがありますが、この場合は「人間の風景」からうけるものです。風景を見て何を感じるのかをいつも意識してイメージすることは大変重要なことです。右脳の中でイメージの物語を描いているのと同じことですから。
人を好きになったことはありますか?相手に自分の気持ちを伝えたくて様々な事を思い浮かべて(イメージ)して、実行することもあれば想いだけで終わったこともあるかと思います。この思い浮かべるイメージする事が重要なのです。相手の誕生日は、実在するものですから調べれば正しい日程がわかります。しかし相手が何が好きで何が嫌いで何が欲しいのかは、親しい友人でなけれ殆どわからない。ですからあなたは絶えず相手の行動を観察してその嗜好や性格や癖を探し出そうとするでしょう。想いが熱いと相手を見るだけで心が一杯になってそんな余裕はないのかもしれませんが。そして相手に自分の気持ちを伝えるべく誕生日プレゼントを贈る計画をたてます。さあ、ここで何を選んでいつのタイミングで渡すかで、相手のあなたへの印象が決定づけられていきます。マーケットイン的な情報で得た相手が欲しいアイテムでしたらとても喜んでくれるかもしれませんが、実はもう似寄りのものを持っているのかも知れません。その場合は気持ちは嬉しさも半減かもしれません、しかしその情報を基に自分でイメージした「こういうのが好きではないかな」という商品をプレゼントしたらどうでしょう?相手の感性が同期すれば「こんなの欲しかったんだ」という絶対的な喜びを獲得する事が出来て二人はこの写真のような関係になるかもしれません。またプレゼントの渡し方も重要です。ゆわゆるアプローチですから人前で「はい。プレゼント」よりも、何気に「誕生日おめでとう」と相手だけに聞こえる範囲で渡すほうが素敵ですよね。アプローチの如何でプレゼントの質も大きく変わってしまいます。そしてお付き合いが始まっても重要なことは「相手を想う気持ち」です。この感性は「能動的感性」と言います。相手の事をどれほど深く考えて行動できるかが、この感性の質を決定します。感性は人間だけに神様が与えて下さった素晴らしい能力です。フル回転させて相手の事を深く想う事が肝心です。
ここまでは恋愛について言ってきましたが、この「相手」を「お客様」に置きかえるとマーケティングと全く同じ関係である事がわかるかと思います。
ポイントは3つです。一つは係数分析的な「マーケットイン」の発想の商品は
似寄りのものがたくさんあって「魅力」に乏しいということです。お客様の事を想ってイメージして「 PRODUCT OUT」する方策が有効であるということです。二つ目はアプローチのことです、マスに対して莫大な予算をかけて宣伝広告するよりも、ポイントを絞ったアプローチのほうが効果的だということです。3つ目に「感性」を自由に使えるようになることです。ビジネス全体のグランドデザインを描くことが重要です。旧来の言葉でいえば「戦略」に近いものです。感性マーケティングではグランドデザインといいます。企画した商品がお客様にわたって満足していただくまでをデザインするのです。このデザインを支えるものはイメージ力です。このイメージ力は感性の質で決まります。
恋愛とマーケティングの深い関係の中心にあるものは「感性」なのです。この見えない素晴らしい能力を積極的使って頂きたいと思います。
皆様の恋愛とマーケティングが感性豊かであることを期待しています。
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