深夜のお迎え

いつものように長い長い会議と深夜の議事録が終わり、いつもの個人タクシーでレインボーブリッジ、つばさ橋 ベイサイドブリッジを経由して自宅についたのが深夜3時。

この生活はいつまで続くかな?

体もつかな?

頭はボーとして霧の中にいるような気分での帰宅。

 

それまでは「ただいま」 

 シーン。そりゃそうだ、みんな寝ている。

 

しかし今は「ただいま」

ダッシュで小さな固まりが向かってくる

しっぽをちぎれる様に振って突進してくる 

まるでウリボウのようだ。

 

ボーン。

足に突進してぶつかる。 

抱きかかえて「高い、高い」をする  

興奮して息をハアハアさせて嬉しそうに

目を白黒させて笑ってる。

 

深夜の3時に僕は熱烈歓迎を受け

至福の時を迎えるようになった。

 

誰も知らないハチと僕のただいまの儀式を・・・・

 

おうおうなんて可愛い奴だ。

 

パパはハチのためなら深夜残業でも

ジャンボジェットチャーターでもなんでもやっちゃうからね!

 

新聞配達の兄さんの階段を駆け上がる音を聞きながら僕は誓った。