螺旋運動をつかめ
では実際に直線的なロジカルシンキングではなく「価値軸」をずらして成功したビジネスを見てみよう。 宇宙の動きは「螺旋運動」である事をご存知だろうか?直線でも円周でもなく紛れもなく螺旋運動の連続で拡大しているのである。DNAの構造も螺旋なのは意味深い。市場を取り巻く環境も価値観も絶えず螺旋に変化していると考える。対してロジカルシンキングは直線的な思考である。2次元の軸が固定化されている中では有効であるが実際は3次元の軸が宇宙のように変化している環境では有効ではない。価値軸の質が変化しなければX=Yの直線なロジカルシンキングは絶えず正しく価値を抑えることができる。しかし実際はGREENの螺旋運動で価値軸は変化しているのでこの螺旋運動に対応するのは人間が持つ「感性」が非常に有効になる。すなわち「予定調和を壊す」発想なのだ。 DYSONは革新は起こらないとされていた白物家電に「吸引力」で新たな市場を開いた。巣鴨信用金庫は「高齢者」の目線で新たな顧客との関係を想像した。カゴメはプライドを捨てて アジアに適したマーケティングで市場を獲得した。 価値軸をずらしたところには「魅力」が生まれ新たな「市場」が生まれる。いかに価値軸を螺旋運動に合わせてずらして行くのか?ここがヒット商品が生まれる重要なポイントである。 |
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