葉山の魅力  

夏の葉山一色海岸の風景にエレガントで可愛いピンクのテントの店「HAYAMA本店」がOPENした。 紹介するのは「HAYAMA本店」というお店だ。 この建物は「一色」という御用邸の真ん前にある歴史ある蕎麦屋を外見はそのままにして建てられた。厳選された白い素材だけで「葉山ホワイトシャツ」を日本最高の職人の技術を使い「渾身の一着」として提案している。OPEN市場なマスマーケットではなくCLOSEされたセレクトマーケットをターゲットにしたブランドビジネスモデルだ。創業された後藤氏はアパレル業界の方ではなく本職は建設設計デザインだ。アパレルの常識を外した建設設計の知識と経験だからこそできる注目すべき新しいビジネスモデルだ。  
http://www.hayama-honten.com  
 

       葉山の魅力価値を探る 

葉山といえば「葉山御用邸」を思い浮かぶ人が多いと思う。 葉山はJRの駅もなく鎌倉逗子の更に奥まったところに位置するためにいつでも気軽に行けるところではない。 名前は知っているけど行きたいけど中々行けないところ。そこが葉山なのだ。避暑地として天皇が滞在されると必ずTVで紹介され、避暑地 軽井沢 天皇 高級リゾート このようなイメージがどうやら多くの人にインプットされている気がする。 事実そこは美しい一色海岸と深い緑の山に囲まれて、遠く富士山と江ノ島と湘南海岸が見渡せる小さな小さな町なのだ。軽井沢のように観光化されていないのでホテルもお土産屋もなくもちろんテニスコートもない。どうやらここが葉山というイメージの強さの原因ではないかと思うのだ。 「よくわからないけどなんだか良さそうな素敵な場所で洒落た別荘が建っているようなイメージ」が市場にインプットされている。魅力の「魅」は「鬼+未」である。正にこの「なんだかわからないけど惹きつけられてしまう」ものが葉山というイメージに刷り込まれている。 その根源は「葉山マリーナ」「葉山御用邸」、石原裕次郎にちなんだ「裕次郎コロッケ」「裕次郎灯台」フランス料理「ボンジュール」など隠れた名所や名店が点在しており、雑誌やTVに頻繁ではなくたまに紹介される。この「たまに」が良いのだ。これが鎌倉ならば交通の便が良く大きな観光地なので常時紹介されて大衆化してしまう。 葉山は大衆化しない。 そのイメージはいつの間にか日本の小さなコートダジュールになっている気がするのだ。 夏の葉山にお立ち寄り下さい。ブランディングを考えるには最適です。