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「林文子 横浜市長」
〜素晴らしい感性の女性〜
先日、林市長の講演を聴く機会があった。横浜市民ながらよく
存じ上げなかったがそのプロフィールを見て驚いた。
1946年 東京生まれ。都立青山高等学校卒業。東洋レーヨン(現東レ)、松下電機産業(現パナソニック)、本田のセールスレディーを経て、87年BMW東京に入社、世田谷支店配属、91年
12月に400台累計販売達成。93年、新宿支店長就任。95年年間
522台を達成。ベストセールス支店に選ばれる。98年、中央支店長に就任。99年、ファーレン東京(現フォルクスワーゲンジャパン販売)代表取締役就任。2003年8月、BMW東京の社長に就任。2005年 ダイエー代表取締役会長兼CEO。その後、日産自動車執行役員、東京日産自動車販売代表取締役を経て2009
年8月より横浜市長。全国で「保育所待機児童数ワースト1」の
横浜市を2013年「待機児童ゼロ」を達成。
(部下を「お客様」だと思えば9割の仕事はうまくいく 林文子著 発行KADOKAWA より)
著書の132ページのコラムにこんな風景が描かれている。
抜粋すると
高校を卒業して入った会社では、最初の頃はお茶くみ、コピー
取りといった仕事ばかりでした。先輩の男性が「煙草を買ってこい」とおっしゃるので「何を買ってきたらよろしいですか」と尋ねると「灰皿の始末を毎日やっているのなら、そこに入っている吸殻を見ておけばいいじゃないか」と言われたりしました。(中略)
「忙しくていま、どうしても動けないから、OOの煙草を買ってきてくれないかな」と言われたらもう少し気持ちよく動けるのではないかと思いました。(同著より)
このような経験をどれほど味わった事だろうと思うと林さんの
心の強さと、前向きな生き方に驚き感服する。しかもこの時代
は典型的な「男性社会」の中においてである。
(続き)
そしてこうした経験は、自分が上司になったときに生きる事になります。部下に御願いする場合は、その仕事をやる理由や意味をきちんと伝えて、やってもらったあとは感謝の一言を添える。それで、部下に気持ちよく働いていただけるようになることが想像できるのです。(同著より)
御自身の体験を糧にして「お客様への深い洞察力」を磨かれて
行動され、セールスNO1となり管理職となり「部下をお客様と
想う」マネジメント手法で現職の市長迄積み重ねられた「人生の年輪」に感動を覚える。お話しされる声やリズム感も心地よくユーモアも交えながらそれは「楽しい交響曲」を聞いているようだった。
講演が終わるとすっかり林さんのファンになった自分がいた。
益々、お元気で活躍される林市長を応援したい。
この講演の運営をされている「あやの会」の皆様にも圧倒され
た。女性が殆どで「良いお年のご婦人方」が生き生きと議事進
行をされていた。80%は女性の方だったと思う。まさに本当
の意味で「女性の時代」が訪れようとしている。
多分北欧のように男女が平等に生活するような「形」に日本は向かっているのだろう。それは益々「個の感性」が必要とされる。豊かな感性の国「日本」になって欲しいと思う。
それは「平和」の証でもあるのだから。
(本の紹介)
書名:部下を「お客さま」だと思えば9割の仕事はうまくいく
著者:林文子 発行所:KADOKAWA 編集:中央出版
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