IMAGE のPOWER -2

面白いブランディングを3つ並べてみました。

共通点は、ブランディングのコミュニケーション=「イメージ」からブランドを作っているところです。つまり「ブランドのイメージ」を顧客と企業が最初から近い距離で「共有」することが出来るという手法です。

 

「HEY MASAO」(草刈機)

もっと使いやすい「草刈機が欲しい」という農家の市場調査から生まれたのが, HEY MASAOです。非常に単純なネーミングは、社長の「草刈といえば草刈正雄だろう! だから名前は HEY MASAO にしよう」まさに団塊世代の年齢層に「共感」を覚えるネーミングなのです。草刈さんは格好良いのだから、使いやすく格好良いものを開発するようになったわけです。HEY MASAOというフィルターにかける事で「名前」と「機能」と「デザイン」が具体的になり作りやすくります。前例の無い「四輪駆動草刈乗用車」の誕生です。(約¥750.000-)

https://connect-de-r1.jimdo.com/cafe-news-2013-2016/cafe-news-2015/vol-100-ヘイ-マサオ/

 

 

「筋肉キャッチャー」「胸不二子ブラ」「シリマル子ちゃん」(女性下着)

ネーミングを見ただけで商品が想像できる商品を販売しているHEAVEN JAPANさんです。

女性の下着は「ファッション」として認知されている中で、同じファッション軸ではなくアプローチ軸を変えて、「わかりやすいネーミング 思わず笑ってしまうネーミング」 で「共感市場」を拡大中です。このネーミングを見ただけで「企画チーム」は 素材 色 機能 が迷う事なく次々と出てくるのでは無いでしょうか?

もちろんネーミング通りの商品でないとビジネスは続かないのは当然です。

 

「HACCI」(化粧品 食品)

水谷養蜂という歴史ある老舗の蜂蜜会社のビジネスが「ファッション」というフィルターをかけて進化してできたブランドです。銀座三越の食品売り場と化粧品売り場に「HACCI」というブランド名で2箇所に展開している稀有なブランドです。

このロゴが素晴らしく素敵で「GUCCI」「HERMES」を彷彿させる出来栄えなのです。このネーミングとデザインは「お客様にどんなブランドなのか」を簡単にIMAGEしてもらえます。また社内に対しても、どのような商品を企画.PRするべきなのか?

どのような販売環境が必要なのか?全て共通なIMAGEを持つことが出来ます。いわゆるインナーブランディングの構築が出来やすいのです。もちろん「特殊技術」を兼ね備えて「質」での差別化も成功しています。

https://connect-de-r1.jimdo.com/cafe-news-2013-2016/cafe-news-2013/vol-8-hacci/

 

 さらに優れているのは「ワンカンパニーワンブランド」であることです。

「HACCI」というブランドにPR投資する事で、FOOD &COSME全体に波及する効果を持つことが出来るのです。

 

自分が「ふふふ」と楽しみながら笑いながら企画した商品は市場でも受け入れやすいのです。

 

*最初に「感性」で閃いて「ロジカル」にマネジメントすることが必要です。